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検索結果「塩野七生」
41件中 1~41 件を表示しています。
名言・格言
発言者
1:
何に使われるかを心配するようでは、与えたことにはならない。
塩野七生
2:
歴史に親しむ日々を過ごしていて、つくづく思うのは、国家百年の計などというものは存在しないということである。
塩野七生
3:
就職の面接にまで学生服着用というのは、アホじゃあるまいし、と私は思う。そして、そういう就職希望者を喜ぶ人事関係者に至っては、学生よりもよほどアホだと思う。
塩野七生
4:
ときに何もかも忘れて夢を見ることは、子供よりも大人に必要だ。
塩野七生
5:
忙しい中にも女のために時間をつくるのも、男の才能の一つではないか。
塩野七生
6:
男は美貌ではない、というのならばわからないでもないが、男は顔かたちではない、とは言えないのではないか。
塩野七生
7:
奔放な生き方を貫ける人は、もともとそれをできる環境に恵まれていたか、それとも、古い言葉を使えば人間のしがらみに、無神経でいられる「大胆」な人にかぎられる。
塩野七生
8:
優しくあれるようになるのは、人生には不可能なこともある、とわかった年からである。自分でも他者でも、限界があることを知り、それでもなお全力をつくすのが人間とわかれば、人は自然に優しくなる。
塩野七生
9:
男たちよ!女には、頭のできのいかんにかかわらず、あなたがたと同じ種類の「見識」を、二十四時間中の二十四時間求めてはいけないのです。八時間ぐらいが限度だと思っていたほうが無難なのです。
塩野七生
10:
良いこともできなければ、かといって悪事に徹底することもできない人とは、何もできない人間ということになる。
塩野七生
11:
歴史とは、現代人の感覚で読んでしまうと、話がいっこうに進まないだけでなく、少しも面白くなくなってしまうものである。
塩野七生
12:
人類は三千年このかたあらゆる統治形態を模索してきたが、支配階級の存在しない統治形態だけは考え出すことはできなかった。
塩野七生
13:
人生やはりいくぶんかの楽観主義は必要で、そうでないと、自分自身が耐えていけないだけでなく、周囲の人まで巻きぞえにしかねないのだ。
塩野七生
14:
人生の成功者になりたければ、どんなに平凡な人間にも五分の魂があることを忘れるわけにはいかない。
塩野七生
15:
人間というものは、いかに心の中で思っていても、それを口にするかしないかで、以後の感情の展開がちがってくるものである。
塩野七生
16:
人は、不幸な人には同情はしても、愛し、協力を惜しまないのは、幸運に恵まれた人に対してである。
塩野七生
17:
真の政治感覚をもつ政党など一つとして存在しない状況下では、有権者の判断力は具体的に判断可能なことにしか発揮されない。
塩野七生
18:
真の貴族は市民のモラルなど問題にしない。市民的モラルを問題にしはじめた時、貴族階級の没落が始まる。
塩野七生
19:
女に対して常に成功を収める男の武器は、美貌でもなく教育程度でもなく、ましてや社会的地位や経済力ではまったくなく、ただただ言葉のつかいようにある。
塩野七生
20:
女たちは、男の考えなどにはおかまいなく、ただただ痩せようと努力する。ところが、この頃では男たちも、女の想いなどには関係なく、痩せることに熱心になったようである。
塩野七生
21:
若者が、優しくあれるはずはないのである。すべてのことが可能だと思っている年頃は、高慢で不遜であるほうが似つかわしい。
塩野七生
22:
私もずいぶんと無駄をしてきたけれど、セックス抜きで男女の愛情は成立しえるか、というテーマを追求するという無駄だけはしなかった。
塩野七生
23:
私も、個人としては、恋人には迷惑をかけたくないと常に思っている。しかし、恋人とは、ひどく迷惑をかけてくる女は困るにしてもまったくかけないという女ではものたりないと思う存在であることも知っている。
塩野七生
24:
私たち女には、男に私淑したり兄事したりしているほうが、人生はよほど多様になり深みを増し、そして愉しくなるのではないかと思う。男女平等は、せめて、法律上のことで留めてはどうだろう。いつも「平等」で肩ひじ張っていては、肉体的にまず疲れてしまうであろうし。
塩野七生
25:
私が若者であった頃、若者に理解の手をさしのべたがるオトナを、気味悪いと思って眺めていたのを思いだす。
塩野七生
26:
三十代とは、男にとって動揺がサマになる最後の年代なのではあるまいか。
塩野七生
27:
最初の柵を越えれば、次の、そしてそのまた次の柵を越えるのは、ずっと簡単にいく。
塩野七生
28:
君主に対する暗殺は、政体を何一つ変える働きを持たない。
塩野七生
29:
禁断の甘き匂いは、禁断を犯さないかぎりかぐことはできない。
塩野七生
30:
教訓を得る人は、それでよい。しかし、歴史から学ぶことになど無関心で、ただそれを愉しむために読む人も、私にとって大切な読者であることに変わりはない。いや、そのような人を満足させえてはじめて、真にためになる教訓を与えることも可能なのだと信じているくらいだ。
塩野七生
31:
われわれは誰でも、なにがしかの不都合をかかえながら生きている。そしてしばしば、これらの不都合を人生の大事のように思いたがる。それも、自分自身の人生の大事と考えるならまだしも、他の人にとっても他人事でない、つまり人間すべてに共通する大問題として捕えたがるのだ。
塩野七生
32:
それにしても亭主という種族は、なぜああも妻の買い物に同行するのを嫌うのか!
塩野七生
33:
ジーパンの似合う男が必ずしもタキシードも似合うとは限らないが、タキシードの似合う男は、絶対にジーパンも似合う。
塩野七生
34:
おしゃれしてくれてありがとう、とは、ニクイ台詞だ。深い関係になった男女の、それもこの関係が、まだはじまったばかりの時期にしか使えない。
塩野七生
35:
書けば原稿料を稼げる作家に意外とおしゃべりが多いのも、話すことで頭の中にあった考えがはっきりした形になってくるということを、他の職業の人よりは深く理解しているからなのです。
塩野七生
36:
ローマ人の偉大さの第一は、いろんな異分子を入れたことだ。
塩野七生
37:
非秀才から秀才たちを見たときに感ずる心配がある。それは彼らや彼女達の人間洞察力の貧困さである。
塩野七生
38:
人間はどんなに資質の劣る人であっても、理解されていると感じさえすれば正道に戻れ、能力も発揮できるようになるものである。
塩野七生
39:
追い込まれて、やむなく踏み切らざるを得なかった改革は、かならず失敗している。
塩野七生
40:
ローマ人は、頭脳でギリシャ人に劣り、技術でエトルリア人に劣り、経済力でカルタゴ人に劣るといわれた。それなのに彼らに勝てたのは、持てる力を戦略的に活用する能力にたけていたからだ。
塩野七生
41:
誰もが危機を感じ取れなくなったときに、本物の危機が始まる。それも暴君ではなく、理想を掲げた指導者の時代に。
塩野七生
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